白塗りの裏側

ヴィジュアル系バンドのボーカルと嘘をついて、平成29年4月26日まで嘘を書いてました

第107回 「ポイント乞食」

ポイントはもれなく貯めておきたい人間である

 

ただお会計の時に自分からポイントカードを出す行為がとても苦手で、店員に「うわ、こいつポイントカード出してきたで、めちゃくちゃポイント付けてもらおうとしてるやん、1ポイントやで? たった1ポイントやで??」と思われているんじゃないかと思うと、スッとポイントカードを財布に戻してしまう

そういう時に限って数多あるポイントカードの中から、お目当てのカードがスッと出てくるものだ

「ポイントカードお持ちですか?」と優しく、仏様のような顔で言われた時はめちゃくちゃカードの樹海で迷い、結局「家にありますね……たぶん……」とそんなことあるかいなの嘘をついてしまう

 

ブックファーストでは、3倍のポイントが付く土日祝しか本を買わない非常にポイント乞食な人間だ

3000円近く漫画を買って、90ポイント程付いた時には思わずそのレシートを神棚に飾りたくなった

正確に言うとうちには神棚が無いので、「神棚があったら飾りたい」である

おい「穴があったら入りたいの語感」で言うな

 

珍しくガストに行って「あったカフェレストランガスト」の方で利用した時は、店員さんからのアシストがないとポイントカードを出せない

ドリンクバーしか頼んでねぇし、2ポイントしか貯まんねぇし、ドリンクバーで3時間近くウダウダしていたし、ランチ時を外していたとはいえここまでしこたま利用させてもらった上に2ポイント頂こうなんて、とてもじゃないが恥ずかしくてできない

 

あとポイントカードを出したはいいが「付かない」とかいう状況もたまーにある、200円で1ポイントみたいな

いいか、日本人には「100円で1ポイント」がDNAに刻まれているんだ、そんなややこしいことをするんじゃない、偉い奴出てこいよ説教してやるから

 

今日はドラッグストアで1800円程使い、税抜100円で1ポイント、17ポイント付いた

10ポイント以上付く時は偉いもんで恥ずかしさより勿体ないの方が勝つので、スッとポイントカードを出すことができる、本当にポイント乞食ポイント乞食

そして乞食はこう思う、「ポイント2倍の日だったら34ポイントか……」

ちょうど昨日(25日)がポイント2倍の日、「あ~~~~~!!!!!」だ

 

ドラックストアで買ったお酒を飲み、その「あ~~~~~!!!!!」を忘れようとしている今

こんなちっぽけなことでああじゃねえ、こうじゃねえと言っていられるのだから、私は非常に幸せな人間なんだなあと思った

もっと違うことでああだこうだ言え

 

日本は今、少子化で大変なことになっているんだぞ

あと地球温暖化とか

 

第106回 「ファンタオレンジについて」

今日は朝から晩まで時間を売ってお金に換える日(バイト)だった

一週間のうち、2,3日は朝から晩まで時間を売ってお金に換えている

時間を売り、休憩時間はポケモン遊戯王まとめサイトを行ったり来たりし、煙草を2本吸ってまた時間を売りに行く

この時点である意味「眠っている」状態と変わらないのに、大体はおうちに帰って来てお酒を飲みひっくり返ってしまうのだから、もう私は一日中「眠っていた」に等しいと眠る前にいつも思う

じゃあ朝、部屋でコーヒーを飲んでいた人間は一体誰なんだ

 

これじゃあいかんのう、と思い今日はパソコンを開いてこうしてブログを更新している

 

お酒の代わりにファンタを買って帰って来た

ファンタオレンジ、久しぶりにまじまじと見てみるとお目目がチカチカするくらい黄色い

中高の頃、ファンタオレンジばかり飲んでいた気がする

当時よく行っていたファミレスやカラオケのドリンクバーにファンタオレンジが無くて、舌打ちしまくっていた記憶がある

舌打ちし過ぎて高校2年の3学期には口から舌が無くなっていた、これは嘘

しかしそれくらいファンタオレンジが大好きだったにも関わらず、10年弱振りに自分でお金を出して買ったファンタオレンジは不安になるくらい黄色い

「いやもうこんなもんレモンやん」

西の人間もモンスターもズッコケてぷぅの韻の踏みようである

 

もう私の知っているファンタオレンジはこの世にいない

ファンタレモン(オレンジ味)だ、いやそもそもファンタレモンもすでにありそうなのでファンタレモン(レモン味)とファンタレモン(オレンジ味)なのかもしれない

(お色味が)ファンタレモン(味はオレンジ)かもしれない、いやラベルにそんな()ばかり書いているスペースはないか、そっかそっか

 

何か自分の中で納得したくさい気になったので、いい加減飲むことに決めた

とりあえずシャワーを浴びて、気分はアルコールしこたま摂取

あれから1時間、ファンタは半分くらい飲んでしまった、味はあの時のまんまでやんの

ほんの少しだけノスタルジィ

 

第105回 「異国、浅草」

お仕事で浅草に行ってきた

土曜日の浅草、人でごった返していて浅草そのものが嫌いになってしまいそうになったので、駅前のドトールに一旦避難することに

「嘘だろ」っていうくらい空いていた

「このドトールは見える人間と見えない人間がいるのか?」と不安になってしまい、「このドトールは稀にある不味いドトールなのか?」と心配になってしまった

 

至って普通のドトールだった、ちょっと冷房が利きすぎてはいたけど

煙草の灰が冷房の風で踊っていた

 

お仕事まで時間があったので浅草をちょっとぷらつく

浅草寺で煙を浴びに浴びて、特にお頭周辺に煙を浴びせまくり生まれ変わった私は、人力車を見つけ「1000円くらいで乗れんのかね?」と馬鹿丸出しの発言をしてしまった

まるで車夫さんのことを考えていない馬鹿丸出しつるっぱげの発言だった、調べてみると「3000円~」らしい

1000円じゃ割に合わないに決まっている、少し考えれば分かることだ

分かったのは浅草寺の煙に即効性はない、浅草寺の煙に即効性はないのだ

 

17時

小腹が空いて、何かご飯を食べようという話になる

浅草といえば蕎麦、天丼、お好み焼きなどとたくさん選択肢はあったが、お金のない人間たちは自然とすき家に集まっていく

結局、ウインズの近くにあるすき家でご飯を食べることになった

 

ウインズの近くにあるすき家は、私の知っているすき家ではなかった

今思えば、確かにお店の自動ドアを開けた瞬間「ブウゥゥゥゥゥン」と周りの時空が歪んだ気がしないでもない

すでにお店の中にいたお客さん達は完全に競馬で負けていた、こればかりは断定ができる、完全にあいつ等は競馬で負けている

そして皆フォルムが同じなことに驚いた

着ている服、被っている帽子、○○、○○など類似点が多く、もしかして「1人から細胞分裂した地球外生命なのかこいつらは?」と思ってしまう程だ

 

私が「高菜明太マヨ牛丼」を美味しくなさそうに食べていると、細胞分裂した1体がしれっとお金を払わず出て行った

思わず二度見してしまう、そいつはご丁寧に自転車の鍵を外してゆっくりと帰って行った

傍から見てみればこいつは食い逃げをしているようには見えない

おゲボちゃんが出そうになった、何だこの空間は

そりゃ従業員に日本人はいないよ、働きたくないものこんな異空間で、「あの人お金払ってないよ?」と言ってあげる元気もなかった

精をつける為にあるような牛丼を食べているにも関わらず、精は吸い取られているような気がした

 

おまけ

どうやら同じタイミングで注文をしたおじさん2人のうち、1人がどうも忘れられていたらしくずっと「まだ来てないんだけど?」とちょいギレの大盛をかましていた

数分後、忘れられていた牛丼を従業員が持ってきた

 

何かシーザーサラダが乗っかっている不思議な牛丼だった

一番コスパが良いものを注文しろ、どうせ競馬で負けているのだから

第104回 「朝はどうやったって焦っちゃうもん」

携帯のアラームが鳴る前に目が覚めるようになった

今日は8時に起きなければいけなかったのだが、一回5時半に目が覚めてしまい、さすがに起きるのは早いと思い目を閉じた

 

7時に目が覚めた

もう抗っても仕方ねぇかと思い、外に出て煙草に火を点ける

脳みそはまだもう少し寝たいと思っているのに、体はめちゃくちゃスッキリとしていて、何だかな~と思った

外はもうちょっと暑くなってきてるし、煙草の煙がヘンなとこに入ってむせるし、早起きしたのに何だか幸先が悪い

1時間も早く起きたのだから時間を有効に使ってやろうと思い洗濯を回して、冷たい珈琲を入れちゃったりして、録画していた「ヲタ恋」を観ちゃったりして、眉毛を手入れしちゃったりして、朝の星座占いが1位でテンション上がっちゃったり何かしちゃったりして

 

何だか気分が良いな~なんて思っていたら、あっという間にいつもの時間になっていた

「何だよもうこんな時間かよ、結局ちょっと急がなきゃ間に合わねえでやんの」気持ちの良い朝は一瞬にしてガラガラガラと崩れていく

 

立ち漕ぎでバイト先へ向かう、結局いつもと変わらない朝

1位だった星座占いの結果なんてもう覚えていない、ラッキーアイテム何だったっけ、何が起こる予感だったんだっけ

そもそも本当に私の星座が1位だったのかすら怪しくなってきた

 

今日一番楽しかったことと言えば、バイトの休憩中に「ピカチュウの誕生秘話」の記事を読んだことだけだ

いい加減にしろよ、今日

第103回 「センスない人間が聴いている曲」

音楽を聴きながら新宿を歩いていた

聴いていたのは林原めぐみの「りんごウラミウタ」

確かアニメ「シャーマンキング」のOPだかEDだか、ただのキャラソンだったかよく思い出せない曲で、「マンキンを知っていてもこの曲は知らない」みたいな現象がカラオケに行った時に度々起こる

マンキンよく観てたよー」何てあんたたちが言うもんだから、「この曲良いよね!」みたいなスタンスで入れると、「何その曲?」とか始まってしまう不憫な曲

そんな奴らは「マンキン」って略すな、勘違いするだろ、……そういう私もマンキンについてはあやふやだけれども

そんな「りんごウラミウタ」を聴きながらアルタ前を歩いていて、ふと思った

 

「今、この世の中で『りんごウラミウタ』を聴いているのは私だけなんじゃないか」

 

「これは久しぶりに何か面白くなりそうなことを思ったぞ、やったな私!」と自分を褒めてあげた

嬉しすぎて、「新宿ですれ違う人間が全員、私が今『りんごウラミウタ』を聴いて歩いてるなんて思わないだろうな。」とTwitterでも呟いてしまった

 

すると今度は、音楽を聴いている人間とすれ違うと「コイツは今、何を聴いているんだろう?」ということが気になってくる

「あー、コイツは倖田來未だなー」とか「コイツはEXILE聴いてるなー」とか、勝手に決めつけながら新宿を歩いていた

何となく雰囲気で何を聴いているか分かってはきたものの、小奇麗にしている普通の大学生とか、一般的なTHE・OLみたいな人間はちょっと難しく、「ミスチルか……、いや、それともちょっと外して真心ブラザーズみたいな線か……?」と必至こいて考えている自分がそこにいた

 

凄く答え合わせをしたくてモヤモヤしながら家に帰った

そして「絶対西野カナ! お前みたいなやつは絶対西野カナを聴いてる!」と勝手に決めつけた女の子からイヤホンを奪い取って、「会いたくて震えてんのか、あぁん?」といざ耳に当ててみたら「大江千里」だった時、0,1秒で好きになるなあと思った、てか好きにならない人間この世にいらっしゃるんですか?

そういう始まり方をする少女漫画、実はもう誰か描いていませんか?

 

ちなみにその時「りんごウラミウタ」を聴いていたが、自分を客観的に見て「コイツは何を聴いているんだ?」と考えた結果、「くるり」を聴いているということになった

センス有りそうな人間で何より

ちゃんと、ちゃんと自分を客観的に見た結果である

第102回 「ダメだと分かっていても」

最近、巾着卵をよく食べている

油揚げを半分に切って袋状にし、その中に卵を落として楊枝を刺し巾着にする、その巾着を甘辛く煮た物が巾着卵

早い話餅巾着の餅の代わりに煮卵が入った物、それが巾着卵

 

これを人に説明する時、「巾着卵よく食べるんですよ」で伝わったためしがない

意外と知られていない巾着卵

卵巾着、巾着卵、どっちの言い方もあるけどどっちも語感がイマイチな巾着卵

そんな不思議な食べ物、巾着卵をよく食べている

 

先日、夜遅くに帰って来て、お酒のおつまみをどうしようかと悩んでいた時、冷蔵庫の中に期限間近の油揚げと生卵があった

午前12時過ぎ、明日は朝からバイト、しかし今日は一日何も食べていなかった

さすがに何か食べないといけないなと思い、日を跨いですぐに巾着卵を作ることにした

油揚げは4枚、生卵は8個、ちょうど巾着卵が8個作れる

1個で結構お腹も一杯になるし、まあ4個食べて残りは次回食べればいいやと思い、勢いで巾着卵を8個作った

巾着でパンパンの小っちゃいうちの小鍋はキャパオーバーで悲鳴を上げていたけれども、無視して作った

 

 

8個全部食べてしまった

全部食べてしまった後の喪失感は半端なものではなかった、分かっていたのに、嗚呼分かっていたのに全部食べてしまった

完全栄養食といわれる卵を一日で、いや数時間で8個も食べてしまえば体の中で栄養が爆発して死ぬと思う

小さい頃に、「卵を一日に2個以上食べたらハゲるよ」と言われそのまま育ってきた

今思えば何だよこの教え、身内以外の人から聞いたことないよ

 

次の日、朝からお腹はムカムカしていた

ほれ見たことか、こうなることはあの時もうすでに分かっていたのに

でも凄い美味しい食べ物だから、ダメだとは分かっていても次、きっと8個食べる

 

いや、10個食べちゃうかも

それでは聴いてください、小林明子で「恋におちて」

第101回 「肌寒い朝」

5月1日

朝まで新宿で飲んで、始発で自転車を停めていた吉祥寺に帰る

ガラ空きの中央線、自分も含め始発の中央線に乗ってそうな出で立ちの人間だらけ

パッと目が覚めたら吉祥寺の1つ先の駅、三鷹だった

 

いや何で一駅なのよ

立川くらいで目が覚めたらそりゃあ諦めもつく、ただ三鷹で目が覚めるのは納得がいかない、だって一駅だぜ、何とかならんかったんか

西荻窪で急ブレーキ掛けろよと思いながら朝6時過ぎ吉祥寺、それでもまだ6時

7時に床に付けたとしても8時間は眠れる計算

 

徹夜明けというのは不思議なモノで、時間が経つにつれて少しずつ眠気が無くなっていく

「意外と起きていられるな」ってなって、「掃除なんかしちゃいます~?」とかちょっとチョケてみる

どんどん妄想が膨らんでいく、「布団なんか干してみちゃおうかしら?」ともう眠らないこと前提の予定なんか立ててみる

これはこれはいい朝だ、「とりあえず、シャワーを浴びて一杯のコーヒーだな」と浮かれ気分で駐輪場に向かう

 

するとどうしたことだ、駐輪場の入り口が封鎖されているではないか

看板には「9時半から23時まで封鎖」の文字、あれれあれれと頭が真っ白になった

嘘やん嘘やん、帰れないやん

いや結構でっかい駐輪場だぜ、吉祥寺駅に用事がある人間は絶対に自転車を停める駐輪場だぜ

まだまだ続きます、通勤の時間どうしてんの?

9時半なんてもう仕事始まってる時間だぜ、6時半に自転車停めたい奴らどうしてんだよ

そもそも一回封鎖しに戻ってくるのめんどくさいだろ、23時に一回家から出て封鎖しに戻ってくるの嫌だろ

早起きして6時半に開放しにくるのはめんどくさいのかよ、しっかり9時半まで眠るな

料金「1時間までは無料、その後24時間ごとに100円」って書くなよ

そんな書き方されたら24時間空いているもんだと思うだろ、マジでふざけるな

 

まあ、どうせちゃんと見ていなかった私が悪いんだけどさ

結局7時に眠れる予定が10時半になり、朝の吉祥寺で3時間過ごさなくてはならなくなってしまった

24時間営業のスーパーでパンとコーヒーを買い、井の頭公園のベンチに座って一服をする、とにかく時の流れが長く感じた

微量のお酒が残っている中、中央の大きな池に沿って公園を1周する

「この時間でも結構人いるんだな~」と思った、事件の一つや二つ起きれば話のタネになるが、そんなことはなかった

朝の井の頭公園は優しい時間が流れている素敵な場所だった

 

9周してしまった

1周約20分、「拷問ですか?」と言いたくなるような数、犬でも気が狂うよ

何度も同じ景色、あの人まだあそこにいる、弱ホラー、3時間ずっとあそこに立っている

 

皆さんには、あの人が見えますか?