第5回 「たばこ」
私はたばこを吸う人間です
国内の喫煙者は全体の2割程度だそうで
昼間のオフィス街、屋外の隅にある小さな喫煙スペースが喫煙者でごった返しているのを見ると、「ホントに2割かよ」と毎回思います
あとすき家で子ども5人連れて食事している家族を見かけると、「ホントに少子化かよ」と毎回ではないですが思います
私は部屋の中ではあまりたばこを吸いません
吸い始めたのが遅かったので、今から部屋を黄ばませるのは引っ越しするときに面倒だなーと思い、外に出て吸っています
「あまり」というのは、私がたばこを吸いに外に出たタイミングで、隣に住んでいる人がしょっちゅう帰ってくるからで
階段を上る足音が聞こえたら、たばこを持って部屋の中に引っ込みます
そして隣の人が部屋の中に入ったのを確認し、また外に出て吸い始めます
この数秒間だけですが、私は部屋の中でたばこを吸っていることになるのです
壁の黄ばみはまだ見たところまだありません、ただそろそろ危ねーんじゃねぇかと気もそぞろな毎日
ここ最近は隣の人にバッティングすることが多くなりました
「あ、こんばんわ」とかサラリと言えたら何の問題もないんですけどね
何せ時代が悪い、気持ち悪がられて終わり
どこもかしこも喫煙者に肩身の狭い時代になりました
思いを馳せて、ちょっと一服してきます