第7回 「音の無いスーパー」
近所に24時間営業しているディスカウントストアを見つけたので、外出の帰りに寄ってきました
時刻は22時半頃
いつも行くスーパーはすでにおねむの時間
コンビニで買うっちゅうのはちょっともったいないので、24時間営業は非常にありがたい
スーパーに入る
音が無い
音が無いと書いて無音、そんなことあるかよ
まず有線が流れていない
流行りの歌も、懐かしい歌も、そこには全く流れていない
普通はお店では流れているはずの有線が流れていないと、途端に恐怖を感じてきて、鳥肌がぶわっと立ってしまいました
鳥肌も「え、ここで?」とびっくりしていることと思います、失敬
そして人の音も無い
これは時間帯もあってかと思ったんですが、客は私ひとり、店員も2人しかいなくて(さすがの深夜でも4人は居た方が何かと安全な広さ)、しかもその店員たちが足音すら立てないってんだから目ん玉飛び出ちゃう
そういう教えのお店なんか、と思ってしまうような静けさ
音の無いスーパー、引きがあるんだかないんだか
お茶とお菓子を買ってそそくさとお店を出て、何か不気味な感じがしてパッと振り返ると、そこにお店はちゃんとありました
振り返るとそこには何も無かった、音が無い以前にお店そのものが無かったパターンではなかった
気のせい