第60回 「紅茶」
結局ミルクティーは「紅茶花伝」が一番だと思います
美味しさもそうだし、基本470mlのスタイリッシュなフォルムがお店に置いてあるじゃないですか、あれを飲んでる人の余裕っぷりにとても惹かれます
腹八分で抑えるというか、「満腹ってダサくない?」っていう感情に似てますね、美味しい物をちょっとだけ、嗚呼大人の響き
だからどんなに安いミルクティーがあろうとも、「紅茶花伝」があれば絶対に「紅茶花伝」を買うという見栄をよく張ります
私にとって「紅茶花伝」を飲んでる人はとてもステータスが高いように思います
私もそう思われたいから見栄を張って「紅茶花伝」を買うんです
たまに、ホントたまーになんですが、「紅茶花伝」を置いてないお店に当たるときがあります
今日がそうだったんですが、そういうときはもう諦めて一番安いミルクティーにしちゃうんですよ
「紅茶花伝」を見つけるまで色んなお店を回ったりはしません、時間ももったいないし面倒だし、ちゃんと血眼になってまで探して「もう紅茶花伝しか飲まんぞ」ってなったら今よりちょっとは面白い人間になれると思うんですが、まあ所詮その程度
とりあえず、訳の分からない一番安いミルクティーに手を出したら、それはそれはうっすーいミルクティーでした
香りはミルクティーなのに、舌で転がすとほとんどお水なんですよ
遠くの方に紅茶がキラリと光ってる、北斗七星のようなミルクティー、お粗末でした
大きい声じゃ言えないんですが、あれ絶対薄めてますよ
液体石鹸ってめちゃめちゃ薄めるじゃないですか、感覚で言うとあれくらい薄めてます
元々500mlのミルクティーを一回ペットボトルから出して、お水と9:1の割合で混ぜてもう一回ペットボトルに詰め直してると思うんですけど、もし社会の闇を暴いてしまったようでしたらごめんなさい