第106回 「ファンタオレンジについて」
今日は朝から晩まで時間を売ってお金に換える日(バイト)だった
一週間のうち、2,3日は朝から晩まで時間を売ってお金に換えている
時間を売り、休憩時間はポケモンと遊戯王のまとめサイトを行ったり来たりし、煙草を2本吸ってまた時間を売りに行く
この時点である意味「眠っている」状態と変わらないのに、大体はおうちに帰って来てお酒を飲みひっくり返ってしまうのだから、もう私は一日中「眠っていた」に等しいと眠る前にいつも思う
じゃあ朝、部屋でコーヒーを飲んでいた人間は一体誰なんだ
これじゃあいかんのう、と思い今日はパソコンを開いてこうしてブログを更新している
お酒の代わりにファンタを買って帰って来た
ファンタオレンジ、久しぶりにまじまじと見てみるとお目目がチカチカするくらい黄色い
中高の頃、ファンタオレンジばかり飲んでいた気がする
当時よく行っていたファミレスやカラオケのドリンクバーにファンタオレンジが無くて、舌打ちしまくっていた記憶がある
舌打ちし過ぎて高校2年の3学期には口から舌が無くなっていた、これは嘘
しかしそれくらいファンタオレンジが大好きだったにも関わらず、10年弱振りに自分でお金を出して買ったファンタオレンジは不安になるくらい黄色い
「いやもうこんなもんレモンやん」
西の人間もモンスターもズッコケてぷぅの韻の踏みようである
もう私の知っているファンタオレンジはこの世にいない
ファンタレモン(オレンジ味)だ、いやそもそもファンタレモンもすでにありそうなのでファンタレモン(レモン味)とファンタレモン(オレンジ味)なのかもしれない
(お色味が)ファンタレモン(味はオレンジ)かもしれない、いやラベルにそんな()ばかり書いているスペースはないか、そっかそっか
何か自分の中で納得したくさい気になったので、いい加減飲むことに決めた
とりあえずシャワーを浴びて、気分はアルコールしこたま摂取
あれから1時間、ファンタは半分くらい飲んでしまった、味はあの時のまんまでやんの
ほんの少しだけノスタルジィ