白塗りの裏側

ヴィジュアル系バンドのボーカルと嘘をついて、平成29年4月26日まで嘘を書いてました

第21回 「電車百景」

電車に乗っているときのあの時間がとても好きな私です

 

都々逸を考えようか、漫画を読もうか、ゲームをしようか

電車に乗る日の朝はこんなことばっかり考えています

 

わざと各駅停車に乗って行ったときの、あの心の余裕と大人びた感じ

思い出すだけでお酒が進みますね

 

なんていう私のおつまみ変態事情は置いといて、満員電車とまではいえないけどそれなりに混んでいる車内、空いている席などございません

 

運よく座れた私

駅に着いて、隣の席の人が降りていく

 

それなりに混んでいるし、時は帰宅ラッシュの18時、みんなのどから手が出るほど欲しいあの座席にだーれも座らないっていう状況、たまーにあるじゃないですか

ありますよね、不安なんで2回言いました

 

あれ何なんですかね

自分を否定された感じ、ショックショックの大ショックなんですよいつも

 

別に席は汚れてないし、床もビチョビチョだったりしてないし

何で誰も座らないのよ、しかも端っこだよ

ボーナスエリアじゃない

 

そりゃ周りの人はちらちらこちらを見ますよね

「あれ、あそこの席空いてるけど何で誰も座らないのかしら?」「別段席は汚れてないし、床も綺麗だし」「もしかして隣の人、……あらやだ」

 

あらやだ、じゃないよ

自分でいうのもあれなんですけど、小奇麗にしている方の人間だからね

 

何だよ、何か滲み出てんのかよ、心の汚さか何かが、知らねぇけど

 

こんな日は帰っていつもより長めにお風呂に入って、強めに体を擦ります

デートの前日か、ばかやろうが